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2015-11-16

官能小説家になりたいと彼女は言った。

ビデオインターネットも、エロが普及させたと言います

「そうだな」

「つまりそれだけエロには訴求力があるということです。特に男はエロに金を出す生き物なのです」

「なるほどな」

「だから私も女であることの強みを活かして、就職先としてエロ産業に参入して金を稼ぎまくりたいと思います

「そりゃいいな」

「かといってAV女優というのは心身共に大変な負担がある仕事だし今や競争率も高い厳しい世界だと聞きますので、官能小説を書いて作家としてチョロい感じでお金を稼ぎたいです」

「そんなに上手く行くのかなあ」

「早速書いてきたので読んでください。公募ガイド官能小説新人賞募集が載っていたので投稿するですよ」

「そうか」

 

世界の中心でア~っ! イイ~っ! と叫ぶ』

 

「なんかだいぶ古いネタを持ってきた上にめちゃくちゃ苦しい引っかけ方だな」

「中身を読んでください」

 

看護師のあけみは、会社員のよしおと付き合って3年になる。

そろそろ結婚しようかという話もしている。

そろそろ結婚しようかという話をしながら駅弁スタイルでズコバコやっていたらよしおが無理しすぎてぎっくり腰になった。

よしおがあけみの勤めている病院入院したので、

あけみが夜勤の時に病室でよしおと騎乗位でファックしていたら

医師のとしお先生盗撮していて、後から脅しをかけられた。

としお先生の診察室で昼夜を問わず立ちバックでガンガンガンガンつっこまれた結果としてよしおと別れてとしおと付き合うことになった。

としおはしか早漏だったので、「早漏とはやっとれんで候」と言ったら聴診器で首を絞められて殺されそうになったのでゼロ距離からの寸打で難を逃れた。

よしおとやり直そうと思ったが携帯が着拒されていたので

よしおの友達のかずおに連絡を取ったが、かずおの家に行ってこたつで対面して事情説明しているうちに

気がついたらかずおと対面座位でぬぷぬぷしていた。

もうこれでいいや、と思ってかずおと同棲して仕事も辞めて、家でナンクロやって日々過ごしていたら

ある日としお先生が家に凸してきた。

としお先生は弱点を克服するため、男根を3つに増やしていた。

曰く、1本1本が早漏であっても、3本あればローテーションしている間に回復するので永遠に果てることはない、山内一豊も3本の矢がどうとか言っていた、ということであった。

としお先生と異常な正常位でまぐわっているとよしおが現れとしお先生の頭をどつき、一撃で昏倒させた。

よしおは別人のようにガチムチになっており、おれはもう以前のおれではない、もはやどんな体位でも不可能ではない、と言うが早いが流れるようなセックス捌きで四十八手を切れ目なく繰り出した。

よしおはおれのことをビスケット・よしおりばと呼べといったがあけみはバキを読んでいないので意味がわからなかった。

そうこうしているうちにかずおが帰ってきたので、よしおりば対かずおという構図になったが、圧倒的なよしおりば有利と見られた対決はかずおが懐から持ち出したコルト・ガバメントでよしおりばの頭を吹っ飛ばす呆気ない決着となった。

しかしその一発の銃声が更なる抗争の幕開けとなることは知る由もなく、あけみとかずおは勝ち鬨ファック後背位でパンパンしていたのであった・・・

 

「うーん」

「どうですか」

「3本の矢は毛利元就じゃないかな」

「細かいことはいいんですよ」

「それよりそろそろセックスしようよ」

そう言って僕は部屋の照明を消した。

 
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