2022-06-28

フェミニズム根底にある感情って

結局は「『女』を女に返せ」ってことなんじゃないかな。

これは性的自己決定権云々のような表面的な話ではなくて、もっと根源的な、われわれの言語文化的活動に織り込まれた女の立場、つねに対象化され比喩として画題として語られる側にあった「女」の概念を、女性自らの手に取り戻そうとする、そういうムーブメントフェミニズムなのだ

多くの時代地域文化メインストリーム規定していたのは男性的なものだったわけで、だから、われわれが使う言葉世界分節化し構造化する仕組みそのものの中に、女を対象というかあちら側にあるものとして扱う目線が埋め込まれている。

多くのフェミニストが心の底で感じ取っている「敵」はこいつだ。

まりこれは、女性言語戦争なのだ

この意味では、家父長的抑圧も、エロ絵も変わりない。

かつてのジェンダー論は女性の性の開放を謳ったが、近年ではそれが一転して性表現弾圧している、みたいな意見を見たけれど、上記のような視点から考えれば、別に何も変わってないんだ。

「女」を彼岸存在として見る向きと闘っている、という意味では。

ただし、当の女性たちが、(もちろん男性も)この側面を十分認識していないように見える。

まり自分たち言語のものと闘っているのだということを。

結果として彼女たちの活動男性への攻撃に終止してしまっている。

本当にすべきなのは女性の側から、あるいは性の存在しない地平から世界を語り直すことなのだけれど。

  • 難しそうに書いている割に、何ですっごい大雑把なテーマで車輪の再発明やろうとすんの なんでずっとぐるぐるぐるぐる自分達ですら理解できない取り扱いできてない言葉でスタート地...

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