何で「ベンチャー経営者」みたいな人たちは、ああも俺俺理論を発表したがるのでしょう?
様々な専門家や国家含め公共機関が、この新しい感染者に関する我が国や国際的な状況について連日のように発表をして解説をしていますよね。
気になってるのは、Twitterとかを見てると世のイケイケ経営者たちが「この感染者は○○だ」というような独自の論調を展開している事。ひどい人になると指標Xと指標Yを掛け合わせた「指数」を生み出して、「この指数が○○になったら安心できる。俺は日々この数字だけを追っている」と言っている人もいる。
確かに、彼/彼女らの仕事は「経営」なので、それに関わるあらゆる要素…社会情勢や世間の経済活動について、頑張って情報を収集して確固たる判断をしていく必要があるのは理解します。
ただ、見ていて「???」となるのは、この人たちが何故「俺の持論」を展開しなきゃ行けないんだ〜というところなんです。
経済が、社会が〜を読もうとするのは分かる。あだ、感染症自体がどういうものか?とか、どのようなプロセスで感染するか?収束するか?とかは、門外漢でしょう。病気の専門家や公衆衛生の専門家より「何を知っている」というのかなぁーと思ってしまいます。
自分が責任を持つ会社について、その「ぼくのかんがえたさいきょうのかせつ」で判断し動かしていくのは勝手ですが…それをSNSとかのパブリックな場に出した段階で、胡散臭さを感じるのを禁じ得ません。ね、ぼくちん頭いいでしょ〜を振り撒いているかのような。
デマってこういう風に生産されていくのかな、のんて危うさすら覚えます。ジブンノアタマデカンガエヨウは大事だと思いますが、権威のある人の取り組みや発信に対して(特定方面に)影響力を持つ人がカウンターやアルタナティブな物申しを行うのは、慎重になって欲しいと願うものです(もっとも、彼や彼女の中では「世の真理に最も近い洗練された視点を与えよう」という気持ちがありそうなので、慎重さは満たされているという事かも知れませんが)。