「偉く突然ですね?」
「どうせどっちも赤いとか言うんでしょ?その心は」
『どちらも夢があるでしょう』
「どっちもねえよ」
『すまんの』
『なんだ』
「パン作りにはまってるんですけどね」
『パン屋さんか!』
『簡単なのかよ!』
『ナンですって!』
「うるっさ!」
『???』
「多いしうるさい。そのラッパーの合いの手みたいなツッコミやめろ」
『ラッ...パー...?』
「今日はね、俺ゆくゆくはパン屋さんになりたいから、その練習したいんだよ」
『ダメ』
「ここ断る漫才ってそんなにないよ?」
「あ、恋バナするみたいですよ」
「その死んだ語彙力じゃ無理だろ。」
『だれが語彙力オバケだ』
「その言い方だとすごい語彙が豊富に聞こえるな」
『ゴイゴイうるせえよ!』
「これが理不尽か」
「まあいいよ」
『ありがとう』
『まあな』
「じゃあどうする?」
「ストップ」
「今何しようとしてるんだっけ」
『告白』
「今なんて?」
「全部間違ってるだろ。あと交通事故は大体シンプルかつ大胆だわ」
『じゃあどうすればいいんだよ!!』
『なるほどな。』
「じゃあ俺が女の子やってあげるから。今日はデートに誘う練習しろよ」
『確かに』
「なんだそれ」
「じゃあまあ、話しかけてこい」
「ストップ」
『なんだ』
「すごい不満そうな顔。なんの話しようとしてたんだよ」
『見通しの甘い起業の話』
「なんでだよ」
「馬鹿じゃねお前。論外だわ。」
『じゃあどうすればいい?』
「まあわからんけど共通の趣味の話して、ごはんとか買い物に行く約束に結びつけるんじゃない?」
『なるほど』
「もう一回やってみ」
『おう』
「まって」
「女の子なめんな」
「そんな趣味の話があるか。あとお前は話題を6速からしかふれないの?ギアチェンジを覚えろ」
『いやでもこれで大丈夫そうだわ』
「本当かよ...何も練習になってないだろ」
「うーん、弱い」
「『どうもありがとうございましたー!』」
わりと嫌いじゃないので実演してほしい。
けっこう面白そうな気がする おれも実演が見たいなと思った
どっちもねえよ がピークだった
※素人の書いた台本を実演してくれるプロは新人ですらいません
こんどのM-1で使いますね。ありがとうございます。
『まって』 「何だよ急に?」 『トップブコメに同意』 「お前絶対適当に言ってるだろ!今のトップブコメ誰か分かるのかよ」 『この人です https://profile.hatena.ne.jp/my/ 』