今年は特にお騒がせすることとなった遊技機業界に身を置いている。
IRやら依存症やら規則改正やら、内も外も何かと忙しかったように思う。
といっても、どれもこれも作業者レベルではどうしようもないことだから、私に求められていたのは遊技機を制作することに没頭することであるし、私もまた仕事を完遂させた。
20年前には売上30兆円、3000万人の遊技者(ユニーク数ではない)を擁していたが、20兆円、940万人と減少が続いている。
http://www.nichiyukyo.or.jp/gyoukaiDB/m6.php
遊技人口が60%減少したのに対して、売上が30%しか減少していないのには、一つにはホールによる魅力的な店舗作りが、一つにはメーカーによる魅力的な遊技機作りが功を奏したものと推察する向きもある。
もちろん、射幸性を煽り、一人当たりの遊技回数と投資金額を大幅に上げてしまった業界の非道さは認識している。それこそが依存症の根源の一つであることも。
だが、作業者レベルでは、経営者に騙されてか、あえてなのかは問わず、魅力を生み出そうとしていたことが偽りだけだと言われるのも寂しい。
私たちは(比較するのもおこがましいかもしれないが)SNSゲームやその他の娯楽と同じく、より良いものを作ることを使命として仕事をしてきたのであり、そのこと自体には一片の迷いなく誇りに思っている。
非道を知りながら、見て見ぬふりをしてきたが故に、更なる悪辣非道さに気づかなかった。
社員は知らずして、人生を貸玉として、遊技させられていたのだ。
そして負けた。
そりゃそうだ。
遊技機は大元辿れば朝鮮玉入れギャンブルだからな 末端はエンターテイメントを作ってるかも知れないが大元は犯罪スレスレの業界 依存症も問題視され今後規制はもっと激しくなるだろ...
「勝っている」従業員というのはその構造上存在しえません 企業に時間を、若さを、吸い取られ、対価にもならぬ金を渡されて一方的に捨てられるものなのです だからまあ、みんなそん...
ご自身も仰っているが「作業者レベルではどうしようもないこと」であり、実際に作業者であったなら、どうしようもないことだったのだと思われる。 悔悟の感情もぼんやりと理解でき...