2016-03-13

私が子供を産みたくない理由

女は子供を2人以上産むのが立派な勤めとどこかの校長が言っているらしいが、もし私と同じ状況で「よーし2人以上産んで社会貢献するぞー」と思える人が言えるかどうか疑問だ。


1.両親の家系ダウン症がいる

から見ていとこにあたる人だが、両家ともにダウン症の人がいる。

具体的に言えば父親の妹の子供、母親の姉の子供だ。

いずれも小学生くらいのときまで一緒に遊べと強制されてきたが、突然「アッツアーーーー!!!」と叫び声をあげて暴力的な行動をしてくるので私は大嫌いだった。

それがダウン症という症状からくるものであることを理解できたのはずっと遅く高校生になってからだ。


2.障碍者を産んでしまったために心を病んだ友人がいる。

先に言った親類のおばさんも相当に悩んでいたが、高校時代の友人が10代のうちに結婚出産したが、それが障害児だったときの周囲の反応がひどすぎた。

ただでさえ10代の出産否定的なクソ田舎ではあるが生まれた子に障害がわかったときの「やっぱりね」的な因果応報理論は本当にクソ。

実際出産後1か月もたずに友人は精神科に通うことになった。


3.今流行保育園配偶者控除の壁

私の姉は先に結婚して子供を産んだ。

幸いにして障害児ではなかったが特定の関節が曲がりにくいという特徴があった。

そのせいで保育園に入るときにかなり苦労をしたらしい。

私の姉は私と違って有名高校→有名大学へと進んだ才女だったが子供わずかながら障害があったことでそれが台なしになった。


私はまだ一応婚活サイト登録してそこそこ需要がある年齢ではある。

だが正直言って出産をして「まともな」子供を産めるかどうかはかなりリスクが高いと思う。

皮肉交じりに言えば、今国を動かしている官僚のみなさんは今私が出産に際して「優秀な健常児を産む」ことができる可能性があるかというリスク管理をしたら間違いなく「No」という結論を出すと思う。

官僚の例えが分かりにくければ、銀行員が私のような人間に対し「出産融資します」という判断をゆだねたら絶対に「No]というだろう。


出産とはそのくらいにデリケート問題なのだ

責任は産んだ母親のせいにされるのだ。

それがわかっているから私は子供を産みたいとは思わない。

産んだ子供にわざわざ不幸になってほしくない。

  • よく整理された理知的な文章だと思うし、反論できる箇所は見当たらないが(反論したいという偽善的な気持ちも持ち合わせない) ただ一点、 3.今流行の保育園と配偶者控除の壁 ...

    • すみませんね。ちょっと複雑なんで書き忘れてました。 簡単にまとめると私の姉は学歴だけでなく仕事も優秀な人ではあったんですが、軽度の障害がある子供の保育園入園問題と配偶者...

      • お話はわかりましたしお姉さんのことは残念に思います けどそれだとやはり配偶者控除の話じゃないですね 何か用語の覚え違いということで納得しました そして私も子供もつの一層怖...

        • 実際は非常に「配偶者控除」が大きな壁になっていたのですがあまり詳しく書くといろいろ身バレの問題もあるので詳細が書けないのです。 言葉の誤解と思われたままではちょっと私も...

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