2016-03-07

[]京極夏彦魍魎の匣

★★★☆☆

あらすじ(ネタバレなし)

女子中学生が駅のホームに二人でいたときに片方がホームから落とされた事件

箱にバラバラの手足が入ってるのが見つかった事件

重病の患者が部屋から消えた事件

古本屋兼お祓い屋のオッサンと、

今度ようやく短編まとめて本出してもらえることに不安持ってるフリーライターのオッサンと、

ごついけど実はアイドルファン刑事のオッサンと、

三流ゴシップ誌の記者だけど地頭がいいオッサンが、

それら3つの謎を追う。

感想ネタバレなし)

うんちく少なめでストーリー重視の自分的には姑獲鳥の夏より格段読みやすかった。

中盤くらいまでは、次どうなるんだろうっていうわくわくでどんどん読めた

でも人物設定説タイムとか事件が一段落してあとは謎解きお披露タイムってなってからはつまらなかった

ちょっと別の読もうかな―

ウンチク重視の姑獲鳥の夏微妙で、ウンチクあんまりない魍魎の匣いまいちハマれなかったとすると、自分には京極堂シリーズは合わないんだろうなあ

以下ネタバレ































あらすじ(ネタバレあり)

女子中学生が駅のホームに二人でいたときに片方がホームから落とされた事件

→二人でいて片方が突き落とされたなら、もう片方が突き落としたしかないでしょってことでもう片方の女子中学生犯人動機は魍魎。言い換えると魔が差したから。

箱にバラバラの手足が入ってるのが見つかった事件

犯人1:箱に人間入れる目的殺人者がいた。

犯人2:水葬しようとしてた。運ぶ途中で落とした。バラバラ殺人じゃなくて医療行為の一環で手足切った。

重病の患者が部屋から消えた事件

ほとんど人体がない状態だったから、箱に入れて隠して逃げた。

感想ネタバレあり)

京極堂がもったいぶるせいで人死にが出るとか勘弁してくれよとこっちが言いたい

説明すりゃどんな事情があってもいいみたいなのが気に入らない。

わかるけど納得はできない

そんな感じ

久保犯人ってわかってもうおわりかなって思ったところからいっこ展開あったんはよかったけど

最初らへんの普通ラノベっぽいところはめっちゃよかったんだけどなー

姑獲鳥の夏ときも思ったけど、事件が起こりました→調査しました→XXXX→謎解きお披露目のXXXXの部分がない気がして、いつも釈然としない

結局京極堂が知ってることがないとわかんないこと多すぎだし

おハコ様も結局あっさりおわっちゃったし

なんかなー

いまいちカタルシスがないんだよな・・・

全部京極堂=作者のカタルシスしかなってないんじゃねーかみたいな気すらする

次作以降の京極堂シリーズは気が向いたときに読もう

ちょっと現状では全部読むきにはなれない

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