2015-03-14

楽しく知識を学ぶ方法

いわゆる「勉強」は楽しくない。勉強はそのほとんどが暗記と反復練習によって構成されるからだ。

「こんなことをしてなんになるのか」と感じるのは暗記と反復練習をくたくたになるまでするからだろう。

暗記と反復練習が好きな人なんてあまりいない。ゲームレベルあげですら面倒な人も多いのに、勉強で反復練習が楽しいけがない。

対して、研究楽しい

僕は大学院生だが、自分で調べて、なるべくわかりやすいように電子データワードなど)にまとめ、発表し、フィードバックをもらうのは楽しい

深く調べて、自分なりに情報をまとめている間に知識も自然と覚えていく。

勉強と違って、この作業は楽しい

よく考えてみれば、知識は本来他人に授けるものだ。数学だって英語だって物理だって本来他人になにかを伝えるためのものだ。

xy座標上の円について他人と話したいなら数学という道具を使うし、英語圏出身の人と話したいなら英語を使うし、電流について厳密な話がしたいなら物理という道具を使う。

伝えること、シェアすること、世界観を共有すること、それが知識の本来の役目だ。知識は自分の頭の良さを自慢するためのものではない。

なるべく深く調べ、読みやすくわかりやすくまとめ、知識を他人に教えてあげる。これが知識の本来のありかたであって、

こういう学び方はすごく楽しい。だから勉強がつまらなくて死にそうな学生は、「知識を調べて、他人にわかやすく説明してあげる」ということをするといい。

聞いてくれる友達がいなければ、ネットブログで発表してもいい。

(このときに気をつけるべきは出典をちゃんと明らかにすること。著作権問題もあるが、他人が読んで、本当に正しいのか疑わしい知識を発見したときに、その人が出典にさかのぼって調べることができるからだ)

わざわざ本をいっぱい借りて調べなくても、教科書の内容を自分なりに友人・家族に説明して、質問を受け付け、感想を聞くだけでも楽しいし、自然と学べる。

こういうふうに知識の本来の学び方をすると、とても楽しい

知識というのは競うための道具ではなく、本来他人へのプレゼントなのだ

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