脱サラして独立起業して、しかし1人では大したことができないことはわかっていたので、色んな人と組んで色々やってみた。10年ぐらい頑張った結論としては、意識や目標が高くてチャレンジ精神旺盛な人と組むと不幸になる。やってる間は夢と希望があって楽しいこともあるが、とにかく良い結果が出なかった。難しいことに挑戦して、やっぱり無理ゲーだったというオチばかり。ギラギラした一匹狼の社長みたいな人にこのパターンが多い。良い結果が出ないということはつまりさっぱり儲からず、お金も時間も失うということ。いくら人徳があったとしてもお金の埋め合わせはできず、結果的に計画は破綻し不幸になる。
ある程度うまくいったと言える仕事は、とにかく現実的なことしかしようとしない、固い企業の担当者と組んだ事業ばかりだった。目標が小さいし、「頑張ればできるんじゃ?」と思うような仕様も全部削られ、成功しても儲けは少ない。その代わりに失敗はなく、自分と家族がなんとかこれまで食えてるのはそれらの仕事のおかげ。
結論、高望みなチャレンジ精神は捨てよう。自分は99%凡人で出会う人も99%凡人。天才は1%しかいないので、縁がないものとしてきっぱり諦めよう。誘惑に負けて下手な夢を見ない強い意思が結果的に自分と周囲を幸福にする。これはたまたま俺が無能だったからそうなんじゃなく、普通の人=多くの人に当てはまることだと考えている。