2014-02-14

四十代のババアテクニックにハマったせいで、余計な金を払うハメになった話

今日の朝、嫁が返却期限が今日レンタルDVDがあるのを思い出した。

雪が積もっていて少し遠回りのがおっくうだが、花金アフターファイブに向けてお互いのタスクは一つでも少ない方がいいし、嫁の機嫌をとるためにも

「俺がかわりに返しておくよ」と言って、少し早起きして駅と反対方向のレンタルDVD屋の返却ボックスDVDを入れてから、出社した。

当然のように降雪の影響で電車が遅延したものの、朝礼に間に合う時間には会社に行くことが出来た。

会社に付くと、営業の若い子がネットの降雪情報を見ながら、道路の状況をホワイトボードメモをしていた。


そこでふと思い出した話がある。

あれは十年以上前、まだ携帯電話が普及し始めた頃、一人暮らしアパート固定電話を引くのが当たり前だった頃の話だ。

当時の俺はデリヘルにはまっていた。

フェラと手コキとシックスナインに顔は関係ない」がモットーの俺は、もっぱら安くてエロい熟女人妻デリヘルを家に呼んでいた。

就職したての高卒のガキが金をもってする贅沢といえば、デリヘルを呼ぶことだったのだ。

当時とくにはまっていたのが「わかな」という40半ばのデリヘル嬢だった。

彼女はなんというか、教育ママというよりは、教育ババアといった趣の顔だったが、

顔とは正反対の性格をしていて、忘れ物をしがちでおっとりとした人だった。

よくバスタオルを忘れてきては「あらら、困った困った、吉田さんバスタオル貸してもらえす?」とか

「あらら、困った困った、タイマーセットし忘れたわ、何時から入りましたっけ?」とか

何か困ったことがあると、わざとらしく手を頬に当てて「あらら、困った困った」というのが口癖だった。


ある日俺はいものように「わかな」が勤めているデリヘルに電話をして、彼女を指名した。

かい時間は覚えていないが、話の流れから推理するに午後十時ぐらいだったと思う。

「わかな」は人気がないデリヘル嬢だったのか、そのデリヘル屋が流行ってなかったのは知らないが、だいたい指名は問題なかった。

そこでレンタルビデオの返却機嫌が今日までだったことを思い出し、当時でも深夜十二時まで営業している店だったし、徒歩五分のところにあるので、

受付のオッサンに「一時間でお願いします」と伝えた。

そして、いつものように三十分ぐらい待つと「わかな」がチャイムを鳴らし俺の家にあがるのだが、

「いつもは二時間だけど、今日は一時間でお願いします。ちょっと用事があるので」みたいなことを「わかな」にも伝えた。

彼女は少し不満そうに頷き俺と一緒にシャワーをあびた。

そしていつものように、フェラと手コキで抜いてもらうのだが、

その日は倍は丁寧に感じた、二時間とは思えない濃密な時間だった。

いつもなら嫌がるシックスナインでも積極的に顔に股間を押し付けてくれた。

そして俺はいものように三発射精してから気づいた。

「あれ、俺いつものように三発射精したぞ」と。


そう「わかな」はいものようにタイマーをセットし忘れて、いつものように二時間のコースを俺は堪能し

いつものように三発射精したのだ。

俺は慌てて時間が過ぎていることを伝えると「わかな」は

「あらら、困った困った、お店には一時間って言ったんですよね? じゃあ延長一時間なので普段よりお金もらっちゃいます、ごめんね」

プレイ後のデリヘル嬢特有の妙に優しい声の冷たい顔で言うのであった。

結局俺はデリヘル嬢の延長料金とビデオ延滞料金を払った。


ということを会社の昼休みに思い出し、悪戯心が芽生えた。

嫁に電話で、悪いレンタルビデオ返し忘れた、と伝えると、

「バカじゃないの、あんたの小遣いでちゃんと払ってね」と笑いながら優しい声で怒られた。

  • 現実で創作である点を指摘しようとすると、なぜそんなにデリヘルに詳しいのかを問いつめられるからできない。 やっぱ匿名性万歳だわ。

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