2014-01-12

中年男性体重は、厚生労働省認識してるより、重いのでは?

自分たちがまだ子供だったころ、「池中玄太80キロ」というドラマがあった。

確か西田敏行主演のドラマだったが、「80キロ」というのは、文字通り「体重80キロ」の意味である

要は「体重80キロデブ活躍する物語」という意味である

このドラマ見て、「80キロなんてデブだなあ、あんなデブにはなりたくない」と子供心に思っていたが、

数十年後、なんのことはない、自分がその大台に達してしまった。

(自分世代の人に聞いてみると、やはり「玄太80キロ」は「超えたくない大台ライン」のハードル、という

 意識を持ってる人が多い)

しかし、自分の周り、どうにも「80キロの大台超え」の中年が多い。

「類は友を呼ぶ、デブの周りにはデブが集まる」のかもしれないが、

自分は「池中玄太のころは80キロデブラインだったが、今だとそのライン

90キロないし100キロまでインフレしているのでは?」という気がする。

池中玄太の頃は、中年体重80キロは「5人に1人のデブ」だったが、

それが今では「3人に1人程度には存在している」、ポピュラーな存在になっているのでは?というのが自分の仮説。

現代で「5人に1人のデブ」というのは「90キロ」程度必要かもしれない。

昔は80キロデブはそんなにいなかった、だから番組タイトルにもなりえたんだろうが、

今では80キロデブなんて、結構ありふれていて珍しくない。

この辺の統計データって、どこかあるんだろうか?

ということで、統計めいたもの検索してみたのだが、成人して以降の体格データというのは、

実はなかなか存在しない。

未成年であれば、学校強制的健康診断、身体測定するので、

ほぼ全員を網羅した体格データ存在するのだが、学校卒業後は「強制的に身体測定する仕組み」が非存在なので、

信憑性のある体格データ存在しない。

強いて言えば、厚生労働省実施する「国民健康・栄養調査」があり、厚生労働省はこのデータを以て

世代の体格を把握しているようである

しかし、この調査は「全体協力率が66%」という調査であり、この手の調査では協力率は高い方だろうが、

それでも100%じゃない。

そして、男性単身世帯だと、この協力率は45%程度しかないらしい。

ここからは仮説だが、こういう調査に協力しない人というのは、「標準体重から逸脱している人」の比率が、

調査協力層よりも有意に率が高いのでは?と仮説できるのでは?

要は、デブの元に「国民健康・栄養調査にご協力下さい」という調査票が来ても、

「こんな調査票が来たけど、どうせ調査に参加しても『痩せなさい、運動しなさい』と耳に痛いことを

口うるさく言われるだけだろう、だからブッチしてやる」という感じで、調査票を無視・協力拒否する割合

高いんじゃないか、という気がする。

3分の1の人が参加しない健康調査というのは、非参加クラスタの方にこそ、不健康層がウヨウヨしている、と

推察できる。

とは言っても、こういう調査に参加しない層を強制的に調査する仕組みが現状の日本では作れないので、

いかんともしがたいのだが、国民健康・栄養調査実態を眺めるにつけ、

「このデータを元に健康政策を組み立てるのは、いささか危険じゃないか?」と、思わざるを得ない。

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