WHOの勧告を改めて読みかえしてみる。
http://whqlibdoc.who.int/hq/2000/WHO_MNH_MBD_00.2_jpn.pdf
すべきこと
・ 健康に関する事実を提供する際の責任者は、注意深く行動する
・ セルフ・エスチームの向上 (積極的な自己評価は精神的苦悩から成少年を保護し、生活上の困難とストレスに対処することができる)
・ 学校でのいじめと校内暴力の防止 (不寛容から解放された安全な環境の構築)
すべきではないこと
・ 断罪しない
ということなんだけど、今の桜宮高校の事件の報道はどうなんだろうね。大津のいじめ、今回の体罰と、どちらも問題が大きく取り上げられるきっかけになったのが「自殺」で、逆に言えば自殺がないかぎり注目してもらえないというのは悲しいことだ。
報道が「いじめ自殺」「体罰自殺」と名付けることで、自殺の理由が単純化されるわけだけど、この単純化が問題なのはそれが後追い自殺を生む可能性があるということだよね。
子供だった頃、自分はひどいいじめを受けていて、当時「いじめ自殺」のかなりセンセーショナルな報道が行われていた。やっぱりふと思ってしまったよ。あれ、自分も自殺していいんじゃない?自殺したら学校も親も気付いてくれて、いじめてる奴らも反省するんじゃない?復讐できるんじゃない?ってさ。実際当時、「いじめ自殺」が連鎖したらしい。