2012-08-23

自分の為に生きる男と、他人の為に生きる男

 現代日本においては、前者が圧倒的に多くなっている感がある。

 いやネットの中だけで声の大きな人間にそういう印象を与えられてるだけなのだろうか?

 なんにしても、そういうことである。晩婚化・少子化・等々……。これらは全て「自分の為に」生きている人間が増えてきたことから始まる問題なのである特に男な


 かつて男というものは、戦場に出て、誰かを守る為に生きているものだった。ここ二百年くらいの間にそういう価値観はガラっと変わっていっているかもしれないが、しかしそれ以前の何千年という歴史の中で、男とはそういうものとして位置づけられて生きてきた。だからこそ、男は尊敬されたし、あるいは権力の中枢に存在することもできた。

 しか現代においてそういう風潮はなくなっている。男が自分の為に生きはじめたからだ。

 現代において直接的な戦闘は、先進国領域においては鳴りを潜めているように思われる。しか戦争の息吹はどのような静寂が満ちている都市の中にも見いだせるもので、要するに現代においては経済戦争代替戦争として行われており、その中で各国が自国の国力を必死にアピールしているのである。そしてこの世界において、男性はある種の経済的尖兵とも呼べる存在であろう。

 しかし、この世の中において男は死を覚悟したりすることをやめた。「なんでそんなことやらなきゃならんの」と言うようになった。まあ当たり前と言えば当たり前だろう。筆者も男だが、仕事に命を掛けるとかそういうのはちょっとな、と思う。

 でも、かつて男がどうして世界において重要立場を占め、そして尊敬の中に身を置いていたのかを思い出してもらいたいものである


現代女尊男卑だ――」と愚痴を言う男が増えている。「女が増長しており、男は不当に貶められる機会が多くなった。愚かな女の為に、我々がどうしてこのような憂き目を見なければならないのか?」

 まあまあ落ち着いてみなさい、と思う。かつて戦場において命を掛けた男たちは、何の為に命を掛けたのだろう?

 女と子供の為である。これは決まりきったことなのだ

 女と子供が生き延びれば、コミュニティは存続するようになっているのだから


 で、何故現代において男が尊敬されなくなっている感があるのか、と言えば、そうやってコミュニティを守る為に命を掛けるような姿勢、あるいはモチベーションが低下しているかなのだと思う。

 恐らく、そのような姿勢モチベーションというものは、現代において平和にほだされた男性の中に眠りこけて、日の目を見ることのない状態に追いやられているのであろう。しか男性男性たるからには、そういった姿勢モチベーションを、いかなる手段をしてか再発見することはできると思う。


 まあ男性諸君頑張ってくれ。俺も頑張る。

  • ウンコな女性が増えてきたから、自分のために生きる男が増えたのではなかろうか。 女性がウンコになったのは男女平等が叫ばれ始めてから。 その是非はさておき、男性が守る必要が...

  • かつて戦場において命を掛けた男たちは、何の為に命を掛けたのだろう?  女と子供の為である。これは決まりきったことなのだ。 ねーよwwww 流石に歴史知らな過ぎじゃないか?

  • 老人が敬われなくなったのも同じ理由のような気がするな。 自分のために生きるようになったから。   女も女で、子供を産むと子供のために生きなくてはならなくなるから、産まない...

  • ■女子供のために頑張る男→女子供からの尊敬→男調子に乗って(やせ我慢して)更に頑張る というスパイラルが、 ■女子供のために頑張らない(自分のために生きる)男→女子供からの侮...

  • ん?結局なんで他人のために生きる姿勢を取り戻さないといけないの? >>晩婚化・少子化・等々……。 たしかにこういう社会問題は最終的に文明の衰退につながるのかもしれないけ...

    •  お前がリライトする前の文章に書いてる通りだよ  色々な問題があるよな。晩婚化やら少子化やら  男性に対する尊敬の低下、男女間に生じている相互の不信感  そういうものは、...

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