はてなキーワード: 丸善雄松堂とは
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「本が売れないと騒いでる出版社の人達は見て見ぬ振りをしてるみたいだけど」
単純に疑問なんだけれど、この人は出版社の人間が何をするべきだと思っているんだろう。
言うまでもなく、出版社と書店は別の会社だ。つまり、出版社の人間が書店に対して「あの人を店長にして待遇を改善し裁量を持たせろ」みたいに口を出すことは基本的にできない。「あなた方の経営方針最悪ですね」とか営業の場で言えるわけがない。品揃えに対して「うちのこの本をもっと置いた方が売れますよ」とかはそりゃ言うけれど……例えば岩波の人間が「岩波文庫ちゃんと置いてください」と言っても、お店が「置かない」「その分の棚は用意しない」と方針を決めてしまったら難しいんじゃないかなあ。少なくとも長期的な交渉になる。棚を頻繁に大幅に変えるの大変だしね。
出版社の営業関係者の間でも「あの店のあのベテランが辞めてしまった」と溜息をつくことは、けっこう前からけっこう多い。大きめの書店でも知識のある店員がどんどんやめて、経験の浅いバイトとごく少ない社員で回しているところが多くなっている。版元関係者にとっても悩ましいのだ。
そういう話をするべき相手は、出版社ではなく丸善雄松堂の親会社である丸善CHIホールディングスとか更にその親会社の大日本印刷とかなんじゃないかなあ。
できない話ばかりしてんじゃねえって言われそうだけれど、この状況で出版社の人間が書店にできること、するべきことって何だろうなあ、と思ったんですよね。