2024-07-16

悲しい(🚽の話)

あ、なんかオナラ出そう……と思った瞬間だった。お尻のあたりが不意に生温かくなるのを感じた。

これはダメだ。そっと立ち上がりトイレに行く。事が起きたのが自宅だったこと、タイミングよく着けていた生理ナプキンが出てしまったものを受け止めていたことの二点は不幸中の幸いといえる。

普段よりひどいことになったナプキン普段は犬のトイレの片付けに使っている消臭袋に捨て、被害は免れたもののなんとなく着続けるのは嫌になった下着ボトムを下洗いし洗濯機にいれる。

ザブザブと洗濯機が服を洗う音を聞きながら、何が駄目だったんだろうなと考えた。お昼ご飯は温かいご飯とお味噌汁納豆特にお腹を壊すようなものじゃない。そもそもお腹痛くなんてなかった。さっき飲んだアイスコーヒーか? その前に運動した時の汗で冷えた? 運動後に喉が渇いて水をいつもより飲んだから? まさか親戚の人が送ってきてリビング菓子鉢に入れていたお菓子? でもあれ常温保存の既製品だし。

考えてみても、決定的に思える原因はよく分からなかった。

小さい子でもなければお年寄りでもなく身体機能障害がある人でもない、ただのいい年した大人がこんなことをしてしまうなんてなんだか情けないというか惨めというか。

かに見られたわけでもなく、後処理も済んでいて、それでも自分へのショックが抜けなくて悲しい。

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