2024-06-26

「ReCoda」というOPタイトルだけでも最後の展開は分かってたと思うんだけど・・・

なんで今さらこんな騒ぎに。

Codaっていうのは「最終楽章」を意味する言葉だ。

ReCodaはそれにかかっていて、「最終楽章を繰り返す」という意味タイトルになる。

これには2つの意味がある。

1つ目、吹奏楽部にとっての最終楽章である3年目

これを繰り返すということなのだから実力主義vs人望主義」の戦いを繰り返すことになるのは明白だ。

劇中でも何度もその姿は描かれていた。

その中で「最後実力主義が勝つ」ということも、既に譜面記載されているわけだ。

この時点で最後に何が起こるのかはもう分かっていたじゃないか

2つ目、響けユーフォニアムにとっての最終楽章である3年目

これは原作に対するアニメ意味している。

最後物語をもう一度繰り返すということだ。

だけどここで注目して欲しい歌詞がある。

「同じ音楽は二度と奏でられない」である

リピートダ・カーポといった繰り返しの含まれ音楽を聞いてみれば分かるが、同じ譜面を二度なぞるとしても、その奏で方は一回目とは少し変わってくる。

全く同じ音を2回出すわけじゃない。

音楽解釈に沿った形で、少しだけ違う音を奏でることになる。

原作最終楽章において「突然覚醒した久美子は実力において突然ライバル凌駕する」という音楽を奏でることで「実力主義勝利として、久美子が勝利する」を響かせた。

でもアニメはそうじゃない。

アニメ最終楽章は始まった段階から既に別の音楽を奏でていた。

実力主義最後には勝つ」という譜面はそのままに、別の音楽を奏でようとしていた。

原作を読んでいた視聴者からしたらそんなのはもう分かりきっていただろ?

そういう人間の中には「同じ音楽は二度と奏でられない」の歌詞を聞いた瞬間にすべてを察した人もいるだろう。

驚くべきは、この全くの伝わってなさだ。

ヒントどころか答よりも更に先、解説のものが頭から示されていたのに、気づかなかった人間がこんなにも多いのか。

創作活動っていうのは大変だな。

こんなにも伝わらない、響かないものなんだなあ。

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