2024-04-06

赤松健漫画の好きなところ

無理にでも何ででもハッピーエンドに持っていくんだという意志力が好きだ。

そんなこと言うて赤松健漫画ラブひなネギま!とUQしか読んでないのだけれど、まぁファンになってからそろそろ20年くらいになるんで雑に語ってもいいだろ。

嫌いなところがないわけじゃない。女の子無意味に脱げるのは好きじゃない。いや、UQ後半になると男も無意味に脱がされるようになってたけど、そうじゃねぇだろうとは思う。

でも、登場人物絶対幸せにするんだという作者の意図を端々から感じるのは好きなのだ

特にヤバいのが主要登場人物エヴァンジェリン・A・K・マクダウェルの扱い。

ネギま!に登場する彼女ネギま!の物語の枠の中だとどうあがいてもビターエンドしか迎えられなかった。

主人公ネギ父親に惚れているという設定上、ネギ家族を取り戻すことになったときには彼女の居場所はなくなってしまう。その上不死身の吸血鬼ネギま!の物語が終わったあと、彼女孤独を抱えながらその後の生を過ごすというエンドしか用意できないわけですよ。ネギま!の物語の枠の中だと。

それどうするのかなー、と思いながらネギま!を読んでたら突然の最終回

そしてあまり間を置かずにエヴァネギの孫の刀太が主人公ネギま!のその後の物語UQ HOLDER!が始まって、この二人が不死者として生きていく話が展開されていく。

なんでネギま!をやめてUQを始めたのか、最初はわからなかった。そのうち、UQ世界ネギま!がハッピーエンドにならなかった世界なのだと明かされていく。んで、UQ最終回

そこにあったのは幸せそうに笑うエヴァンジェリンの姿だったんですな。そこまで読んで鈍い俺でもようやく気がついた。そうか、UQエヴァ幸せにするために用意された物語だったのか、と。

もうね、ひとりのキャラ幸せにするためにネギま!の連載を終わらせUQ物語を全28巻も続けたのか、と。本当にもう脱帽。

赤松先生議員をやめたらまた漫画描いて欲しい。他にもトロッコ問題をぶち壊すエピソードとか、ネギま!やUQで描かれたハッピーに終わるひとつひとつエピソード、好きなんだよ、本当に。

  • カラーの色遣いがすごいと思う。キャラばっかり見てたけど景色とかも今見たら引き込まれるような雰囲気ある

    • ラブひなの温泉旅館の雰囲気がすごく良かった記憶がある

  • エヴァンジェリン・A・K・マクダウェル ショーン・マクアードル・Kってここから取ったのかな

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