2021年創業で、高級時計のマッチングのほかに、不動産業にも手を出していて、
最初から詐欺目的の計画倒産を目論んでいたとは考えにくいんだよね。
安愚楽牧場のときもそうだけど、ビジネスを始めた時点では、詐欺をするつもりは毛頭なくて、
ひたすら事業規模拡大を目指すんだわ。
だけど、ちょっとしたきっかけで収支バランスが崩れると、本来なら配当を減らしたり、契約解除を進めて身の丈にあった規模に縮小させるべきなのに、
今さえ持ちこたえれば、すぐに回復できるに違いないと考えて、禁断の自転車操業に手を出す。
新規の客から預かった資産を換金して、古い客への配当に回し始める。
トケマッチなら、客から預かった時計を質屋に預けてその金を配当にしていたんじゃないかな。
ただ、トケマッチの収支が悪化した原因が謎で、単純なシェアリングエコノミーなら、
借りた人からのお金を、貸した人に分配するだけで、物損事故には保険を適用することで低リスクなビジネスになる気がするんだよね。
それを目当てにトケマッチから時計をだまし取ろうとする人間がでてきてもおかしくない。