なのによく、労働分配率って低いだの下がり続けているだの言われている。
増田が言うように労働分配率は基本的に景気が悪くなると上がるもので、本来はリーマンショックのような企業利益が一気に収縮する時期にピークをつけるものなのに、今はそういった危機時でもないのにリーマンショックの時期を超えている。コロナの前の時期から上昇を続けていて、2019年度で既にリーマンショック期に肉薄していたから、特にコロナのせいというわけでもない。
https://www.jil.go.jp/kokunai/statistics/databook/2023/01/d2023_1T-19.pdf
しかも、国際比較で見ても低くない。それどころか高い。もちろん、各国ともある程度は同じSNA体系に基づいているといっても基礎統計のカバー範囲や精度、あるいは微妙な定義の違いもあるから国際比較は難しいし、上記資料でも、要素費用表示の国民所得というより適切なデータが取りにくい国に対しては、減耗も含んだ国民総所得で雇用者報酬を割って比較しているけど、少なくとも国際的に低い方ということはないだろう。
労働分配率が下がっているという誤解をした人が生まれる一因は、法人企業統計を用いて行う労働分配率の計算結果が四半期ごとによく大々的に報道されることによるのだと思うが、あの統計はサンプル設計もあまり良くなく精度が低い(実際、GDP統計としても四半期速報の推計には用いられても、年次確報になると使われなくなる)。それに、その法人企業統計の年報を見ると最近の労働分配率は高まってきていて低いとは言い難い。
要するに利益が無いから給料も上がらないってことだが 給料が上がらないから利益が上がらないのかもしれない まずは給料を上げてみるべきだろう ほらとっとと上げろ
他の企業が行動を変えないなら給料を上げることで良い人材を呼べて利益が増えることもあろうが、 社会全体で給料を上げてもそういう効果は生まれず。消費主導の経済成長を目指すと...
でも可処分所得は減り続けてますよね 増税され続けてる上にロクに分配されてないから減り続けてますよね ですよね
その文句を言うのに労働分配率を持ち出すのはナンセンス