村上春樹が海外で売れるまでの経緯は彼の職業観や執筆スタイルについて書かれたエッセイ「職業としての小説家」についてよく書かれている。
ちなみにこのエッセイはビジネス書としての評価が高く、文学や村上作品に全く興味のない人でもまあまあ面白く読めると思う。
それによると、バブル期の日本(「金が余ってるので予算無制限で適当に旅行エッセイでも書いてくれませんか?」と出版社から言われたり、どこへ行っても「いくら稼いだか」と金の話しかされない)に嫌気がさし、一時期アイルランドやスコットランドなど当時の日本人があまり訪れていないスポットに逃げて執筆活動をしていたらしい。その中で講談社のアメリカオフィスに訪れるようになり、アメリカの作家と同様自ら翻訳者やエージェントを探して出版するようになったらしい。
最初はイマイチだった反応が何かの権威ある文学雑誌で評価されて以来注目されるようになり、一気に人気になったというよりは徐々に火がついていったとのこと。
村上春樹が欧米で評価されてるから村上春樹がすごいということにはならないと思う。 評価のために読まれるには翻訳されなきゃいけないが、まさか売り込みもなしにこれだけ「層の厚...
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ま、ボブディランが選ばれうる賞な時点でお察し。歌手と兼業でやってたような程度の文章ならヘンリーダガーじゃないがそういう感じのやつでまだ世に埋もれてる人間の小説でもそっ...