もしかしたら書籍などで以前より言及があったかもしれないが、動画で明確に示された。
https://www.youtube.com/watch?v=PQkNaWKMUZE
「不朽」の星神である龍の啓示から生まれた人型種族で龍の血族である持明族は、仙舟同盟と結盟し共存してきた。
我々は仙舟「羅浮」に暮らす持明族と、歴代龍尊――先代の龍尊である丹楓(個人名)=飲月君(尊号)や、現龍尊(暫定?)の白露など――を見てきた。
一族の中でも龍の資質を持つレジェンドな血統の持ち主である龍尊は、基本的に一名であるというイメージを持っていたが、それはあくまで羅浮内では、ということだろうか。
仙舟同盟には現時点で6つの舟(巨大な舟型の移動国家)があり、それぞれ「曜青」「朱明」「玉殿」「方壺」「虚陵」、そして「羅浮」と呼ばれている。
「曜青」には天風君が、「朱明」には炎庭君が、「方壺」には冱淵君が、「玉殿」には崑岡君の名が提示され、5名の龍尊が寿禍の跡を見守っているとされた。
残る1名は「羅浮」飲月君だったと思われるが、おそらく龍尊としての責務を放棄する類の何らかの大罪を犯して大乱を起こした結果、丹楓は強制的かつ不完全に転生させられた。
そうして生まれた丹恒は完全な化龍の力を有していないらしいので、動画のような描かれ方になったのだろう。
ともあれ龍尊が複数名並行して存在していることはほぼ間違いない。
「虚陵」にだけ龍尊がいない理由は分からないし、この尊号というのは代替わりしても継承されるものなのかどうかも分からないが。