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「消費」という言葉は元来は1の意味で、読んで字のとおり「費やして消すこと」なのだろうけど、そうする理由も含んでいるのが2番の意味。また、費やす対象がサービスなどの無形物であることが多いためか、「消す」意味もなくなっている。
性的消費という言葉を使う人の多くは2の意味で使っていそうに思う。つまり「性欲を満たすために、女性を使うこと」を指している。ただ、これだとAV・2次元ポルノはもちろん当てはまるが、ムラムラしたので合意を得てセックスをするのだって「性欲を満たすために女性を使うこと」であるはずだ。
おそらくこの言葉を使う人達は「女性を使う」という部分に強くフォーカスしている。本来「使う」対象は人格ではなくモノであるはずであり、ここに「人格を無視してモノ扱いするな」というニュアンスが生まれているのではないかと思う。なので「人格を尊重してモノ扱いしない合意を得たセックスは消費ではない」という論理になるのではないかなと。
「消費」という言葉に対して1の意味を意識する人は「使ってもなくならないAV・2次元ポルノは消費ではない」という主張をするのだけど、この言葉に敏感な人達は2の意味で使っていて、そこが議論を余計にややこしくしているのだな、と思った。