「何を言っているのだかわからない人のカオスな顧客要求を、ひとまずすべて聞いてみて、それをソフトウェアなり数理モデルに落とし込み、実現に近づけていく」という仕事がある。
ふと思ったのが、色々な場で語ってるサンデルとかガブリエルとか、そういう人達を顧客と考えて要件定義してみるとどういったモデルが炙り出されるのかと興味を持った。
倫理的と言える投資と言えない投資はどのように区別でき、倫理的と言えるアクションに強いインセンティブを与える自然なやり方があるのか。
あるいは法的要件によって特定の悪い行動を引き起こらないようにしたほう良いのか。様々な強化学習を使った奇妙なナッジ戦略で人を善へ導くのか。
こう考えると「施策そのものの倫理性」などと言われる可能性があるだろうというのがまず一つ言える。施策となり得る候補はできるだけ列挙し、アイデアを溜めておくのが良いと思った。
何も顧客を「サンデル」「ガブリエル」という有名人に限定する必要もないが、専門家の論文をごそっと集めてきてメタ分析するなどやり方は色々ありそうである。