2023-07-19

[]ツルツルと棘の物語

ある日、ツルツルのマル、マル太郎がいた。人間のお尻のようにツルツルと輝いている。

マル太郎は、知らなかった。外側にはいろいろな世界が広がっていて、その中にはその輝きにふさわしくない刺々しいものがあることを。

まりにもその丸さと輝きは素晴らしかったので、棘の軍勢嫉妬をし、「このマルには醜い棘を刺すのがふさわしい」と言った。

マル太郎は、さまざまな種類の棘を刺され、その針の先には麻薬が付けられていたので、刺されるたびに「きゃははは」と叫んだ。彼は狂っていった。

彼がツルツルの村の仲間に話しかけると、仲間は彼の棘に刺されて血を流した。しかし、棘から麻薬が染み出るので、マル太郎の棘に皆が刺されようとし始める。

ツルツルの村が血だらけになっているところを見て、棘の軍勢は「マル太郎悪人だ」と叫んだ。「あんなにツルツルたちの血を流しているではないか

ツルツルたちは棘の軍勢賛同した。「そうだ、マル太郎が悪い!」そうして、マル太郎の棘がツルツルになるまで、鞭打ちの刑に処してやれと、棘の軍勢命令した。

マル太郎は、毎日毎日、鞭を打たれ、ごめんなさいと泣き叫んだ。しかし、ツルツルの村の人たちは「マル太郎をツルツルに戻せ」というので、鞭はこん棒に変わった。

ある日、棘の軍勢は、これはエンターテインメントだ、麻薬のついた棘を刺してみないかとツルツル村にビジネスをした。棘を刺すたびに、ツルツルの村の人はお金を払った。

もっともっと棘が欲しい、きゃはははは」とツルツルの村の人たちは懇願した。棘の軍勢は大量の棘を提供した。

ツルツルの村の人たち皆の体に、大量の棘が刺さっていた。「棘が気持ちいい」と言うので、マル太郎は忘れ去られていた。

マル太郎は、すでに棘を摩耗し、ツルツルに戻っていた。村の人たちに「みんな、棘をツルツルにして!棘は悪いものだよ!血を流しているよ!」と言ったが、ツルツル村の人たちは聞かなかった。

ツルツル村の人たちは、ツルツルのマル太郎を見て、「お前はみじめだなあ、棘一つないなんて」と言った。「棘は気持ちいいのに、なぜマル太郎には棘がないんだ。馬鹿だなあ。」と、拷問していたことを皆忘れていた。

ツルツルの村は、棘の軍勢に飲み込まれた。そして、お互いの棘を刺しあって、血を流し、「きゃはは、気持ちいい!」と叫んでいた。

マル太郎は、この世界絶望した。マル太郎の力では、棘の軍勢に勝てないので、一人寂しく、自分の静寂の庭を造り、そこで自分の善と哲学を追求した。そして、仲間を救うための研究に勤しんだ。

ある日、マル太郎の元に、客が来た。この客は、ピカ太郎と言った。ピカ太郎の体には棘が摩耗した跡があり、ツルツルであった。

「なんの用ですか?」とピカ太郎に尋ねた。「マル太郎さん、私はあなたのことがやっとわかりました。世の中は狂っていますあなたの庭で一緒に修業がしたい」

マル太郎自力で棘をツルツルにしたそのピカ太郎の体を見て、この人は友達になれるかもしれないと思った。

マル太郎とピカ太郎は言った「俺たちの戦いはこれからだ

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