大まかに言えば、年代別の保有資産額の割合で上から33%の部分が、「本当の中央値」です。
なぜなら下から33%の部分は「家計を預かってない既婚者の個人口座が表示されているだけ」のノイズだからです。
1/6 2/6 3/6 4/6 5/6 6/6で分けていくと分かりやすいです。
まず既婚者だけど家計は片方の口座にまとめている人達で1/6~2/6の部分が埋まります。
そこから実際のレースが始まるですが、3/6の部分に統計上の見かけの中央値があります。
3/6~6/6はおおむね「家計を預かっている人の口座+独身の口座」で構成されているわけですが、なんとその中の下から1/4の部分で統計上の中央値は出るのです。
つまり独身だけで考えると独身全体の下から25%の部分の貯金額が「全体の中央」として表示されているのです。
統計上の貯金額を見て「え?低くね?皆こんな貯金してないの?」と思った独身の皆さん。
騙されないでください。
逆に言えば、その金額しか貯金できていない人達は気合を入れて貯蓄をした方がいい。
大まかに言えば、年代別の保有資産額の割合でちょうど4/6となる部分、つまり上から33%の部分が、「本当の中央値」なのです。
ここまで来ると皆さんそこそこ貯めてますね。
ああいった統計を見ると「あれ?俺って意外と金持ってる?」と思いがちですが、実際には大したことありません。
あっ、独身の皆さんが他と比較してお金を持っていても、それは単に貴方に子供がいないっていうだけですよ。