90年代か2001年ごろまではギリギリ成立していたものの、今では難しくなってきたテーマが少なくない。
先生本人の祖父母は戦争体験しただろうけど、今の小学生の祖父母なんてもう青春時代がバブル絶頂期だったりして、戦争エピソードを捻り出すにもかなり無理しなくちゃいけない。
そういうわけで先生も妥協するしかなく、しょうがないから津波でも震災でも地下鉄サリン事件でも良いから、何か平和に関係ありそうな体験をしゃべってもらってきて、となる。
というか平和学習以前に、晩婚化が進み、パパが既に定年迎えたりするもんだから、祖父母自体が滅びていて体験の聞き取りができない子もいる。
それどころか先生のなり手が不足して授業自体が成り立たない学校もある。
さらに少子化しすぎて小学生がいなくなって学校自体が成り立たないエリアもある。
平和とは何か。
家に帰ったら父ちゃんがいて、母ちゃんがいて、じいちゃんもばあちゃんもいて、みんなでご飯を頬張りながら平和について語り合う時間。