おれとネット上のいわゆるオタク(マンガ・アニメ系オタク)を分つ壁は「二次創作への興味」である。
ネット上を見ていると、どうやらオタクとは概ね二次創作が好きなのだ。コミケに夢中になるのもそういうことだと理解している。原作が好きで、しかし供給は限られているから、二次創作であっても関連する作品として認めて楽しむ姿勢。
作者が関与しているかどうかが大事なのだ。作者が作るから作品であり、世界観なのだ。ファンが作った二次創作は作品ではない。ファンアートだ。もちろん好きを形にするのは好ましい、素晴らしい。しかしそこに金を払うとか、自ら求めていく姿勢は謎だ。
漫画であれば、漫画本の中にのみ作者の世界がある。作者監修のファンブック、データブックも楽しめる。(裏切られる時もあるが…)アニメになってくると概ね別世界だ。他人の解釈を見る、批評的な視点になってくる。その他、作品のグッズ的なものは何の興味もない。それは世界観を流用した商売に過ぎない。