2022-09-26

「絵に描いた餅を描いた餅」の言葉選びの違和感

今週発売の週刊少年ジャンプ43号に掲載された、「絵に描いた餅を描いた餅」という読み切り漫画について。

ジャンプ公式ツイッターで読める。

https://twitter.com/jump_henshubu/status/1574324190332981249


ツイッターとかSNS上では好評で自分も話としては好きなんだが、どうにも細かいところが気になってしまう。


まずタイトルにもなっている「絵に描いた餅」ということわざの使い方。

漫画って何が面白いの?音とかないじゃん?」という主人公四宮の問いに、「効果音がある」と返す小南。

これに対して四宮が「それって絵に描いた餅じゃない?」と返すわけだけど、

いや「絵に描いた餅」ってそういう使い方することわざだっけ?「取らぬ狸の皮算用」みたいな意味じゃなかった?


さら違和感が強いのが、物語の終盤で四宮が小南に言い放った一連のセリフの中での単語

「結果を出していくあんたが疎ましくて そんなどうしようもない『劣情』を抱くような 私は…私は!!そんな人間なんだ!!!

劣情ってその文脈で使う???性欲とかそっち系感情だと思うのだけど。

多分、「劣」っていう漢字から劣等感とかそのあたりの意味を作者はイメージして使ってるんだろうけど……


冒頭に書いた通りお話はよくできてると思うので、こういうことわざの使い方とか単語の選定は編集者がもうちょっとアドバイスしてあげてほしい、

せっかくよく出来てるのにいまいち話に入り込めずもやもやが残る……

  • 編集者や校正が指摘しても 本人が「なおしませーん」って言えば直らない

  • 連載漫画でも編集指摘しないのか?ってミス多いのに 読切なら尚更そこまで丁寧になんて見てないんだろう

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