2022-06-05

バンドとしてまぁまぁな手応えのあるライブができて、何となくそのノリで今の音でも撮っておくかとスタジオに入り、ほとんど一発撮りで、アルペジオが美しく重なるインスト曲が仕上がった。その日はそれで満足して帰路に着いた。

翌日、ドラマーが撮り直してきたとデモを聞かせてくれた。ドラム部分がよりローファイ気味に、部屋の反響も含めて中低音に溜まるような音で、全体の音響バランスをもたらしていた。それを聞いて、メンバーは浮足だった。これはいいんじゃないか?これと同じモードでもう何曲か撮っておこう、アルバムだな、と。

これから作る曲と音のビジョンを、リーダーベーシストフリップボードに書く。「捨てない(自分たちのこれまでの良さを否定しない。瑞々しいメロディラインを残す)」「受け入れる(時代の変化を柔軟に受け入れる、過去音楽からの影響も認識して受け入れる)」と書いてあり、抽象的過ぎる、と他メンバーからつっこまれる。

フリップボードにはビジュアルイメージがペタペタ貼ってあり、その中でデビッド・ボーイのアルバムジャケットについては、みんな口々にこれはいいね、この方向性でいこう、音というよりはマインドでね、と意見が一致する。

という夢をさっきまで見ていた。楽器も弾けず、バンドやったこともないのに、謎の夢である

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