元々40万借金があるのはこっそり郵便物を見てたので知っていた。
「返した、あとは手数料」
「昔の手紙」
なーんて見え透いた嘘をずっとついていた。
出会う1年ほど前に借りてる借金のはずだった。言ってくれたら協力するのに、なんで言ってくれないのかヤキモキしてた。手紙には「裁判所に〜」なんてくだりももちろん記載してあった。返済した痕跡は1度もなかった。いずれ、裁判所からの手紙が来るだろうと思った。差し押さえになるかもしれないけれど、この特殊な環境にいるうちなら別にどうとでもなる、あまり追い詰めても良くなさそうなのでよっぽど嘘をつきたいこともあるんだろうと泳がせてた。
私は中身を見ないで、1度旦那に手紙を渡して借金のトータル金額を聞いた。
「40万程度」
そんなわけ無かった。1社目の時点で借金の金額は40万だからだ。ここに関して真実を言う気が全くないらしい。他にも何か言っていたけれど、おそらく全部嘘だ。彼の中で借金の自白自体は初めてなので、進歩したんだなとぼんやり思った。
そこにはどうやら遅延損害金含めて請求金額は120万と記載してある。
もう泳がせられる時間は終わった。
今晩、一緒に弁護士のところに行ってくれないなら離婚するって話をする。
私たち新婚だった。
×今朝その手紙を見つけた。早速中をしたためた。 〇今朝その手紙を見つけた。早速中をあらためた。 ではないでしょうか?
あぁ、本当だ。ありがとうございます。さすがインターネットと思える反応があって笑っています。