歯を失った人が「歯を大切に」って言うのをよく見掛けるけれど、この言葉って凄い違和感あるんだよなー。
だって歯を失うのって大切にするとかしていないとかの問題じゃなくない?
手や足を失った人が「手を大切にね」「足を大切にね」なんて言うか?普通言わないでしょ
身体の一部を失う事は不幸な事故であり、どうしたって一定程度は避けられずに起こってしまう事だという意識が足りないのでは。
歯は手や足と同じく身体の一部であり、個人の努力に関係なく失う時には失うものだっていう意識を持つべきなんじゃないか?
歯を失う原因の3位としては歯根破折が上げられており、それって個人がどんなに努力しても不慮の事故で起こり得る事なのに
世間では虫歯や歯周病(特に歯周病)への対策ばかりが叫ばれ、毎日歯磨きとフロスをして歯科医院での定期メンテナンスを欠かさなければ絶対に歯を失う事はないかのような印象操作がなされている
何よりもまず自己責任論が浸透しているのって歯科の分野だと思うんだよね
歯磨きしてなさそう