2021-11-25

清少納言性格の悪い陰険おばさんだ。

春はあけぼの。やうやう白くなりゆく山ぎは、……

私は、清少納言を優しく穏やかで上品女性だと思っていた。

しかし、高校古典の授業に登場する清少納言随筆は読んでいてよくわからないものばかりだった。

途中までは理解できるのだが、思っていた方向とはまったく違う結論で締めくくられる。

私にとっての革命は、高校3年生のときだった。

新しい国語先生が衝撃的な一言を放った。

清少納言嫉妬深く自慢好きで、他人に厳しく自分に甘い人間だ。自慢か嫌味か愚痴で締めくくられると思って読め」

まさかと思いながら改めて清少納言随筆を読む。

なんと、読める。

教科書はそれを「ありのまま気持ちを描いている」「赤裸々な思いを綴っている」等とできるだけ肯定的表現するが、

より率直には、ガルちゃんである

改めて読んでみると、清少納言随筆結論は以下のようなものばかりだった。

即興和歌詠んだだけなのに偉い人にめっちゃ褒められたwww適当に考えたのにwwwまああたし才能あるのかもねwww」

「なんか他人の歌が褒められてた。全然センスないのに。調子のってて呆れるわ~」

逆に言えば、初めて触れる清少納言随筆では、嫌味な結論を予想しながら読むと、大変理解やすい。

受験生は参考にしてほしい。

  • 当時の常識や感性で作られたモノを今の人の感情でねじ曲げて解釈してもなぁ

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