今更こんな基本的なことを噛んで含めるように言うのもどうかと思うけど、ある特定の団体を特徴づける思想信条が正しいからと言って、そこに属している人々が即ち正しいわけではないんですよ
それは政治や国家や宗教でも同様で、ある思想信条や主張が正しいからと言って、その思想信条を有する団体に属している構成員が正しいわけじゃないんですよ
例えば、宗教というものはそれ自体では基本的に善なんですけど、かつての為政者はその宗教性をハックして、領土拡張の大義名分にしたり、政敵を打倒するための口実にしたりしたわけですね
現代でもその事情は変わらなくて、それ自体では善であるはずの思想や信条は、必ずしも善なる方法で運用されていないし、あるいは、その思想信条を有する団体の構成員も、善なる人間ばかりではないんですよ
そこのところをしっかり認識しなきゃ、「ある思想信条を有する人間は善だ! つまり私は善だ!」という歪んだ認知に至ってしまいます
もう、何らかの「ist」を名乗ることを免許制にするべきじゃないんですかね。大体誰かが「ist」を名乗る動機は気に入らない他者を攻撃するためだったり、自尊心を満たすためなんですから。誰しもが共通の御旗のもと「ist」を名乗っていては組織が狂うのも当たり前なんですよねえ
そら浦和レッズとレッズファンくらい別物よ