それなりに弱者男性論を追っていたいい歳をした女性の雑感です。
とても面倒くさそうな話なので、増田に何か書こうとは思っていなかったのですが、一連のエントリーから思い立った事があったので、書いてみようと思いました。
弱者男性論の中で、「人権を認めて欲しい」と言う話が出てきたのは、「あてがえ」や「女は下方婚すべき」といった極端な言説と、そうでない人を分ける、よい指標になったように思います。
ですので、以下は、「弱者男性の人権を認めて欲しい」人ではなく、「女をあてがえ」や「女は下方婚すべき」と言った、女性の人権を(ほぼ)無視している方へ一つのアンサーと思って頂けるとありがたいです。
多くの男性が、自分の子孫を残すために女を求めているとして、多くの女性は、自分の子供がより生き残り易いように、より強い男を求めています。
現在の社会状況からは、経済力がある雄が、強い雄と言えるでしょう。
それ以上に、心身ともに健康である事は、必要条件と考えて差し支えないと思えます。
ですが、心身ともに健康で、経済力がある雄が、必ずしも良い父親ではあると限りません
そこで、やさしい(配偶者の要求を察する能力が高い)雄や、家庭管理能力(家事が良くできる)雄等の需要出てくるのは、ある意味当然ではないかと思われます。
そうであるなら、経済力のある雄、やさしい雄、家事能力の高い雄が、雌に好まれる雄と考えて差し支えないように思えます。
もちろん、全ての雌が、そういった目的をもって雄を選んでいる訳ではないと思います。
が、少なくとも、より強い子供を作る事を目的としているのならば、多くの雌は多様性の確保以外の理由から、経済力が低い雄、雌の要求を察する能力のが低い雄、家事能力が低い雄を選ぶ理由はないように思えます。
配偶者を求める弱者男性が、経済力、思いやり(パートナーの希望を察する能力)、家事能力のどれも持っていない場合、配偶者を得るのはとても難しいように思えます。