中学生だった頃に家でよく食べた「北京(ぺきん)」の復元に成功しました。
北京というのは母の創作鍋料理で最初は名前は無かったのですが、私が「これなんて言う料理?」と母に聞いたトコロ
少し悩んだ末にポツリと「北京」と答えたことから我が家では北京と呼ばれるようになりました。
大量の大根と豚肉を胡椒たっぷりの何らかのスープで煮込んだ鍋料理。作るのは簡単。
とても美味しかったので冬になると月に2回くらい食卓に出ました。が、その何らかのスープが一体何なのが不明でした。
一人暮らしを始めてからもたまに思い出したように自作を試みたのですがことごとく失敗。
大根と豚肉の鍋料理ですので、どうやって作ったって美味しいのですがあの北京ではない。美味しいけど北京ではない。これじゃない。
それから20年後、母が認知症になり介護で地獄のような日々を送る中、ある時母に「北京っていう鍋覚えてる?食べたいんだけど作り方がわからない」と聞きました。
昔の話をさせるのは認知症患者のストレス解消になるとか聞いた覚えがあり、また昔のことなら思い出せるかも、あの北京がもう一度食べられる、という期待もありました。
しかし全く思い出せませんでした。
ところでタイトルで復元に成功と書きましたが、完全ではありません(というか正解が分からない)
スープは市販のスープなどかれこれ数十種類は試しましたがどれも違う味でした。
今回かなり近い味を再現できた、という話です。再現レシピです。
日本ハムの「ごはんに混ぜるだけ ビビンバ」に付いてる「わかめスープ」これを使います。
鍋に水を600ccくらい入れわかめスープを1袋投入、1.5cm厚くらいの大根を入れ煮立ったら豚肉を入れて火が通ったあたりで