簡単な話で、方言は話し言葉だから地域と時代による違いが激しいだけだよ。書籍に使われる言葉は書き言葉って言われる比較的全国共通の経年変化が少ない言葉。(あと書き言葉と話し言葉、文語と口語は違う。書き言葉の中に口語と文語が包含されている。文語はいわゆる近代小説みたいな堅苦しい表現方法で、ネットはそれと反対の口語。)
浄瑠璃と狂言台本が例に出されていたけど、それで方言が使われているのは、台本は「話し言葉を書き起こすもの」だから。だからこそ地域だけでなく時代(中世、近世とか)すらも反映した言葉が文字という媒体によって記録として残される。
つまりネットで方言使われないのは書き言葉だから地域、時代による違いが少ないってだけです。ネットスラングに関しては「口語の書き言葉」を前提とした集団が細分化され、またその集団の中で共有される言語が形成されたから…だったと思う。(論文もあるらしいけど私は読んでない)