たぶん公正さや公共性に対する意識が低いのだろうけど、これはどうしようもない。
一応自分も左翼で、過労自殺とか技能実習生とかコンビニ問題とかヘイトスピーチとか、そういう問題に対する怒りはかなり強いけど、モリカケ、桜を見る会、総務省接待問題などにはあまり興味が沸かない。かつての天下りや談合とかにしても、むしろバッシングされている官僚や地方土建の人たちに同情した。
もちろん悪いことはわかるし、頭ではわかっているつもりだけど、同じ左派の人たちが菅政権の問題で連日怒気に満ちたツイートをしているのを見ると、逆に引いてしまう。世論を喚起するための運動の一貫してやっているつもりだとしたら、自分のようなタイプの人間には明らかに逆効果だと伝えたい。
パソナ関連のことは自分も非常に腹が立つけど、あくまで公務員を削減して非正規労働者に入れ替えている(さらには竹中平蔵がそれを「経済学」で正当化している)からであって、働いている人がこれまでの公務員と同等の待遇だったら怒りも大して沸いてないと思う。
必要なのは怒気ではなく冷静な指摘と議論、広報だと思われる。たとえば政府与党の「やらかし」をその場その場で指摘するだけでなく、「なぜダメであるのか」「どう改善が可能なの...