ときはまさにブロードバンド黎明期、Yahoo BBとかができてISDNとかもう無いんじゃね?っていうくらいの頃、この頃のNTTは「ADSLなんでクズ、光ファイバーこそ至高」と言いつつちっとも光ファイバーになってなくて、とにかくISDNにつなぎとめるために必死だったらしい、そんな時代。NTTもADSLサービス自体は提供していたけどものすごくやりたくないという空気を出していた。
そんな頃のNTTとのやり取り
NTT「左様でございますか、まず、通信速度が出るかどうかは保証しかねます、最悪ISDNより遅くなります。またADSLに変えることで電話番号が変わります。万が一ADSLの速度が遅くてISDNに戻したいという場合も再度電話番号が変わります。また、元に戻す際も工事費用などがかかります」
オレ「???速度が遅くなった例はあるんですか?」
NTT「はい、お住まいの地域ですとあのへんとこの辺はかなり遅いようです、お客様がお住まいの辺りについては情報がまだございません」
オレ「早くなることもあるんですよね?」
NTT「はい、ですが早くなった地域は申し上げることができません」
オレ「え、なんで?遅くなった地域については言えるのになんで早くなった地域については言えないんですか?」
NTT「遅くなった事例ならいくらでも出せるんですが、早くなった事例は出せないんです」 <ー なんだそれ?
NTT「え?遅くなるかもしれませんし、その場合工事費も余計にかかるし、電話番号も何回も変わりますよ?」
オレ「変えます」
NTT「ー」
変えたことで、ISDNの64kbpsから1.5mbpsくらいまで増えた。なんだよNTT脅かしやがってくらいにしか思わなかったけど、これって問題あるやり取りな気もする。
なんでこんな感じのやり取り許されてたんだろうな。その後光ファイバーになったわけだが、当時のNTTのアンチADSLが本当にひどかった上にユーザーに不利益乗っけ過ぎだろう。
イスドンとアヅル ISDNで当たりマ・ウ・ス! を思い出す。