2021-01-17

精神科医として認知症に思うこと

具体的な病名は別にして、認知症は大まかに3パターンあります

物忘れがあるけど家事ヘルパーさんに頼んだり、デイサービスに通ったりしてなんとか自宅または施設生活できる人。

物忘れが進行して寝たきりになる、長く療養病院入院するが問題行動はない(気合いがあれば在宅も可能)人。

迷惑行為人格変化、情緒不安定性が目立ち、精神科入院を擁する(最後は寝たきりになる)人。

精神科では最後パターンをよくみています家族疲弊したり、老人ホーム等で面倒みれないといわれたり、場合によっては警察のお世話になったりして精神科につながります

本当は使いたくない抗精神病薬を使って治療します。本人のQOLというより、社会安定のための治療の側面が強くなります

自分の親が認知症になったら、上のどのパターンか(もちろん移行もあります)判断すると周りに援助を求め易いかもしれません。

あと、身内の例ですが高級老人ホーム医療介護能力に乏しく、入所しても問題行動があれば追い出されますので終の住処とは考えないほうがよいです。

  • 最後のパターンは黄金頭氏の父上(「父よはやく死んでくれないか」)だな… 今後老人が増えていくと凶暴な老人もたぶん増えていくから、そのうち意識レベルを最低近くにしてただ生...

  • 増田はクラス3予備軍のたまり場なんだよなぁ ちゃんとした人はだまって面倒みてささえてるからこんなとここない

記事への反応(ブックマークコメント)

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