こちらこそ、このような書き込みを受け止めてくださってありがとうございました。
「坊主なんて所詮は偉そうなこと言いながら、自分は働かずに、檀家の金を巻き上げるだけ巻き上げて、後はせいぜい葬儀するしか能のない存在」
だと思っていたことがありましたので。今ではその疑い謗る眼差しと声が、自分自身に突き刺さるようになりました。
「わたしも自分の人生をちゃんと生きられるようにがんばろうと思いました」、
大変に尊いお気持ちだと思います。そういう気持ちのことを仏教では「發菩提心(ほつぼだいしん)」と言います。
それは即ち、「わたし」が「わたし」として生まれてきたこと、生きていくこと、いのち終えていくことを、心から喜びたい(納得したい)と思う気持ちのことです。そして、それが成就した方のことを「仏」といい、そのさまを「成仏する」というのです。
しかし、「がんばる」という言葉には元来「無理をする」という意味もあります。
願わくば、ご無理はできる範囲でなさってください。人生生きていれば、無理ができない時も訪れます。その目標を自分の力だけで成し遂げようとすることは、仏教では「三千大千世界を持ち上げることよりも難しい」と言われています。
あなたが「がんばろう」と思えたそのお気持ちこそが尊いのです。そう思われるだけの縁がもたらされていることが尊いのです。
雨の日も風の日も、あなたの心に光あらんことを。
合掌
くだらない説教してないで、経済競争してください。