結論を最初に書くと、作家がやりたいのは「小説のバージョン管理」ではなく「出版プロジェクトのタスク管理」と「成果物の品質管理」なのである。
数年前に「家事をRedmineで管理すると捗る」という記事が流行ったように、それと同じことが作家界隈でも散発的に起きていると考えたほうが実情に近い。
「WordやG Suiteの校正機能じゃダメなの?」に対する返答は「WordやG Suiteにはタスク管理ツールが付いてないからダメ」。
本当はGitHubである必要はなく、RedmineやTracとWordを組み合わせてもいいのだが、「ハンマーを持つ人にはすべてが釘に見える」のでGitHubのためにGitを使おうという本末転倒な議論になりがちな印象がある。
逆に「バージョン管理はあるがタスク管理と品質管理がない」環境の例としてはウィキペディア(MediaWiki)がある。
MediaWikiはすべての版をバージョン管理しており、差分も履歴も見られるが校正にはあまり向いていない。ウィキペディアの文章があまり洗練されないのは支援ツールの不在による部分が実は大きい。
の2つで、それを下支えするためにバージョン管理システムは必要だがGitほど多機能である必要はない。むしろRCSくらいシンプルなほうが理解されやすいのではないかと思う。
まさかページごとにファイル分割して文章書いてないだろうし gitみたいに複数ファイルのバージョンを同期させて管理する意味はほとんどないね
小説なら別にTEXT形式で良いわけで、ページ単位でも章単位でも本単位でも良いんじゃね? 技術本をMDで書くって例も多いしな。 gitを使う利点はバージョン管理だけじゃなく、リリースポ...