某人気スポーツ漫画の最終巻で、今まで出てきたキャラクター達の進路が描かれている。
過酷な練習や試合をくぐり抜けてきた彼ら、夢を追いかけて、己のやりたい事を追求して、スポーツに関係あるなしに自分の道を切り拓き、大人になってゆく。
… まったくもって漫画やキャラクターへの文句とかクレームとかではないのだが、これ自分が多感な時期だったらめっちゃ辛いなーと思った。
誰も高校卒業後、挫折したりドロップアウトしたりしてないんだもんね。
一部ヒーローはプロ選手に、は夢のある分かりやすい展開だけど、その他大勢は「ちゃんとやる事や夢のある普通の大人」ルートに。全員。何かしらやってる。「進路」がある。
そりゃこれから失敗して消えるかもしれないし、そもそも淘汰され落伍してった者は舞台に上がってないのかもだけど。(天才に振り落とされたキャラクターはちょっとだけ登場するけど)
努力や前進はもちろん推奨される素晴らしい行為だが、そうできないやれないやらない、ちょっと湿って陰った人間の人生も等しくあると知れた方が、その後は生きやすいかも。
スタンドバイミー観ようぜ!
漫画の内容程度で人生左右されてしまうのならそれまでだってことでしかないんじゃないのかな。