2020-07-21

育て方が悪くてごめんと泣く母

しょっちゅう言う訳ではないんだけど、言われるたび微妙な気分になる。

母親の育て方が完璧だったとは思わないが、むしろ父親が土日返上仕事で家庭を放置しがちな中、大きな問題も無く子供たちを育て上げている時点で悪いも何もないでしょという感情が先行する。

自分自身に大した不満がないことも大きい。なんだかんだ大学にも入れて、自分でも驚く程度には良い(母親もよく知っている)企業入社を決めることができたし、何なら親からもらった名前も顔も気に入っている。こうした恵まれ生き方ができた要因として母親の育て方は非常に大きく貢献しているはず、なのに「育て方が悪くてごめん」と言う母。

「育て方が悪かった」と言われた側の気持ち考慮してないのはどうなんだとか、そもそも子育てなんてそんなもんだろ、何もかもコントロールして責任を持てると思って臨むほうが傲慢だろとイラついてしまうし、育てられた側で今後子育てする機会があるかどうかも分からない立場なのにイラつく自分こそ傲慢だなとか、いろんな感情が入り混じって、ただ苦笑いに似た表情を浮かべながら聞き流す作業に入ってしまう。

そりゃ幾つか不満もあったけれど、悪い点をすべてカバーした子育てなんて不可能だろう。逆に、子供大学に入れていなくても、有名企業入社していなくても「育て方が悪い」せいだとは思わないし、そんなこと言ってほしくない。飯喰わせて学校も行かせてやったんだから感謝しろガハハ!くらいの態度で生きていてほしいと思うのは欲張りなのだろうか。

  • そうやって伝えないの?あなたからもらったもののことを気に入っているし感謝してるのに、あなたがそんなこと言わないでくれよって。

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