あなたが心の中で考えているとおり、「いま、中国と行き来している(と思われる)人と関わるのはリスクを高める行動なので」行かない、と言うなら、それを他人に言ったとしてもそれは差別ではない。
だけど、「あの人、中国人だから行かない」と言えば、たとえあなたの内心が上のようであったとしても、それは差別にしか聞こえないよ。
なぜなら、「変えようのない属性に基づいて根拠無く他者が不利となる取扱いをすること」が差別だから。だから、「変化しうる、根拠のある内容に基づいて合理的に判断・行動すること」は差別ではない。「あれも差別、これも差別」と思い始めるとそのうち「差別こえー。めんどくせー。もう関わりたくねー。」……となる。それは避けて欲しいな。
最初のケースで、あなたはたとえば「あの人中国本土の人じゃないよ、台湾の人だよ。」と聞いたとき、あるいは「あの人中国に知り合いいないし日本から出たことないよ。」と聞いたとき、「あ、それなら行ってもほかの店とリスクは大差ないわ。行こ。」となるなら、それは別に差別ではないです。でも、最初からそういう知識があるのにその店に行くことを避けるとしたら、属性に基づく非合理的な決めつけをしていることになるので、それは差別。人に言うか言わないかという問題じゃない。OK?
んー。話が込み入ってきたので、簡単な例え話をしよう。
「韓国でコロナが広まったので韓国人の入国を制限します。」は別に差別じゃない。日本政府もそうしてる。「そうするしかない」対応だし「コロナが収まったら制限は解除する」前提だから。
「コロナが広まる韓国なんかと国交を結びたくない」は差別。上との区別がついてない人がよくいるけど、「コロナが広まるような国」というのが何を指しているのか(日本だってイタリアだってコロナは広まってる)あいまいで、なぜそれが「国交を結ばない」判断になるのかさっぱり分からない、全く合理的ではない上に、「いつそれが消えるのか」の見通しもない。こういう言葉には、要するに救いがない。
これ、日本がほかの国に言われたんだったら、どう感じる?
「日本でコロナが広まったので日本人の入国は制限します。」そっかー。仕方ないなー。早くコロナ終息したらまたがんばろ。
「コロナが広まる日本となんて国交結びたくないわ」……えぇ……とりつく島もないやん……帰ろ……
ってなるでしょ?
前は差別じゃなくて、後の方は差別。差別には、こんな風にだいたい「救い」がない。言われた方は、この先ずーっとどうしようもない思いを持ち続けるしかない。だから、そういう言葉を使うのはやめた方がいい。何も好き好んでこの先ずっと恨まれるようなこと、しなくていいでしょ?
近所に好きな中華料理のお店があって通ってたんだけどいまは行ってない。新型コロナが怖いから。 そのお店は家族経営っぽいこぢんまりとしたお店なんだけど、みんなカタコトで料理...
あなたが心の中で考えているとおり、「いま、中国と行き来している(と思われる)人と関わるのはリスクを高める行動なので」行かない、と言うなら、それを他人に言ったとしてもそ...
いいからしゃぶれよ
しかし、もう増田に書いてしまったのである。
いや普通にそこらへんの日本人もウイルス持ってるで、としか
それは理解してるのでジム通いはやめてる。