単純な技量の問題もあるし、女性に対する観察不足の面もあるだろう。
と同時に物語の登場人物として描く上で、あまり現実によせたキャラクターでは非常に浮いた存在になってしまう場合もある。
かといって男性キャラクターならばちゃんと書けるのか? というとそうでもない。
男性キャラだからといって物語の都合からは逃れられないし、俺が男だからといって男が書けるというものでもない。
参考資料が一人分増えた程度で劇的に描写が良くなる程、俺の技量は高くない。
老人も書けない。
俺自身が老境と言える歳ではないし、関わっている老人もそこまで多くない。
ならば子供なら書けるだろうか? 多分、書けない。
俺が書く子供はどうしても俺自身が子供だった頃の感覚がベースになってしまう。
ならば現実に存在する人物をモデルにしたキャラを作ってみようか。
例えば俺自身とか。
だがそれも俺が見て、俺が考え、俺が動かすキャラクターでしかない。
物語の登場人物として描いた時点で、現実と切り離されてしまう。
逆に言えばフィクションで描かれる人物は現実と切り離されていなければならない。
でなければフィクションではない。
切り離された世界だからこそ、俺の考えた物語の為にキャラを動かせるし、時にその生死さえ思いのままになる。
正確に言えば思いのままにできる条件が整うと言った方がいいか。
現実から伸びた紐を結びつけてしまった時点で、それは俺の世界ではなくなる。
俺には現実そのものを書き切る程の技量も、体力も、根気も無い。
俺は俺の思いのままになるはずの世界さえ、上手く書けないしキャラを自由自在に動かす事もできないからだ。
だから「お前は女性が書けない」とか「人間が書けていないとか」とか言われたら、「はい、そうです。ごめんなさい」としか言い様がない。
でも書かないと上手にはなれないんだ。
俺は俺が考えた拙い世界を描き切るくらいに上手になりたい。
ひとりではうまく書けないことが多いから編集という存在がいるのだ 編集がつかないアマチュアがピンボケに陥りやすいのはそのせいでもある
物語は、現実ではなく理想を描くべき。 現実の人間なんて、老若男女を問わず、利己的で卑怯でズルくて最悪な奴バカり。 そんな人間の姿をありのまま描くのは一部の作家だけで十分...
ディズニーがやってるやつ?
ラノベとかエンタメならそこまで深く考えなくてよくね 純文学だと体験してない事は書くなとか、会った事のない人物造形はするなとか言われるけど
あらすじが大事か、登場人物のキャラクターが際立って彼らの勝手な動きをいたこおろしのように物語にできるか、の違いだろうね。
「3桁、読んだ」の人が切り口かえてきたのかな (ぜんぜん違う増田クンだったらゴメン!)