本日ゼミで、選挙について若い人たちの見解を虚心坦懐に聞いた。
で、彼らは「よほど悪い状態にならない限り、みんなが平等に悪くなるならそれでよい」と感じているようだ。
どこまで状況が悪くなると動くかというと「戦場に送られそうになったら」みたいな感じだった。
多分もう手遅れ。
だから、税率がバンバンあがって行っても「どうにかなるっしょ」という態度は変わらないようだ。
むしろ集団とともにある安心感が大事なようで、自分だけが突出して動いて損をすることをものすごく恐れている。
たぶんそれまでの学校での突出した人物が受けた制裁の恐怖を見ているからだろう。
民主主義についてもあまり当てにしておらず、王政だろうが貴族政だろうが、
とにかく自分たちの現在の「幸福な」生活が維持されるのであれば、とくに気にならない、というような反応があった。
彼らは自分たちがいま「幸福だ」と思っているようで、それは周りの人と同じであることにかかってるようだ。
家畜のような位置づけでもいいの? とのある意味挑戦的な問いに対しても、とくに響くものはないようで、
世代差だね。実際この国家の衰退はほぼどうしようもないから、時代に適合してるし、可能な範囲で幸せに生きる、賢い選択。むしろたまった不満のはけ口になったポピュリズムで政治...