アベノミクスとは低層から上層への富の移動に他ならなかった。自民党の経済政策は一貫して「金持ち優遇・貧乏人切り捨て」である。ミドルクラスは姿を消し、下層市民に甘んじている人々は結婚もできず、子供は贅沢品となった。貧乏人は家庭も子供も持てないのだ。これは緩やかな断種政策ではないか?ということに私は気付いてしまった。貧乏人はつまるところ高給の仕事に就けない知能の低い層であり、そういう人間は生殖せず寿命を迎えて死んでゆけ、という壮大な政策なのではないかと。
しかしこれには大きな矛盾がある。自民党自身がポピュリスト政党であり、それを率いる安倍も麻生も反知性側であるということだ。自民党支持者についても触れるまでもないだろう。そして紛れもなく高知能である研究者などは、現在の政策の下、貧困生活を余儀なくされ、逆に断種される側になってしまっているということ。これは大いなる矛盾だ。一体何をしたいのか分からない。
お大事に。