「何で頑張ったやつが多く税金を取られんの?」
→「稼ぎがある」=「頑張った」ではない。低所得でも「頑張っている」人はたくさんいるし、そもそも「頑張っている」どうかという、主観的な問題に政治が介入すべきではない。
「頑張れば納める税金が減って、逆なら増える。シンプルじゃね?国はさっさと逆累進課税制度を導入するべきだろ」
→「むちゃくちゃ頑張ったけど稼げなかった」と思っている人はどうするのだろうか。
「あと、法人税と所得税の税率を下げてほしいわ。その代わりに消費税率を上げろ」
→これは実際に北欧諸国を含め世界中で進んできたことで、日本も同じなので「よかったね」という感想しか。ただ日本は過去に再分配政策の一環として所得減税をやりすぎて、かわりに超逆進的な社会保険料が高騰しているという固有の問題がある。消費税を上げるなら社会保険料を引き下げるべき。
「中流以下の人は経済的に苦しめて上昇志向を持たせないと駄目だと思うんだけどなー」
→現実には経済的に苦しむほどやる気が削がれ,どんどん下に滞留するだけ。この理屈だと世の中から便利なサービスは一掃して不便な社会にしたほうがイノベーションが起こる、ということになる。あまりに馬鹿げている。