突き詰めると男性と女性の違いは妊娠出産の可否、それに伴う月経以外に無い。体格や性格など男女で傾向は明確にあるが、それも妊娠出産能力に伴うものである。
そうした時、女性は命がけで激痛に耐えることを強いられる。
翻って男性はどうか。
出産と同等の痛みと死亡率が存在する物事に同頻度であたることが自然的にあるだろうか。
無い。
無くて良いのか。良い訳がない。男性は代わりに危険な仕事を引き受けるくらいしか出来ない。
しかし誰が好き好んで痛くて死ぬ可能性があることをやりたがるだろうか。
男女共にネガティブな面を意識せずポジティブな面を見て行動する。報酬があるから目指すのである。
ここで「男らしさ」が生まれる。
「俺、妻のためにマンモス狩ってきたわ。」
「マジで。お前すごいわ。儂も頑張らんとな。」
「オラ、サーベルタイガー追い払ってくっぞ。」
男が成すことを男が評価するたび、「男らしさ」が確立していく。相互に「男らしさ」を評価することで満たされる。
現代では命の危険のある仕事は減り、命の危険自体も小さく抑えられてきている。そういう意味では「男らしい」という報酬は不要になってきている。
しかしながら女性の妊娠出産に対するものが男性には無いことに変わりない。男性は代わりに出来ることを出来るだけやっていかなくてはならない。
日本の妊産婦死亡率は10万分の3.4人。 毎日会社に行くだけで同等以上のリスクが味わえるぞ? 痛み?なんか測る基準でもあるの?大袈裟に言ってるだけ。、