母がスピリチュアルにハマった。
典型的な亭主関白(精神DV込み)な父と過ごした30年間で溜まったストレスが爆発したようだ。
「30年やってこれたのだから、悪いながらもこの先も同じ調子で行けるでしょう」と言う人は多いだろう。
しかし心身ともに快い状態を知ってしまった人が元の悪い環境に戻れる訳がない。
無理してあと30年頑張るのがいいことなのか。(主に父が)寂しい思いをしてそれぞれの30年を生きるのがいいことなのか。
私は過去の母に同情するし、これからの父にも同情してしまう。どちらがいいなんて言うことはできない。
なので、一方的にスピリチュアルによる分断は悪であるとする言説には違和感を覚える。
偉そうな物言いになってしまうが、母がスピリチュアルに求めているものは私は既に持っていた。
自己決定する力だ。
観測範囲内でしかないが、スピリチュアルにハマる人は環境や人に流され混乱し、自分が分からなくなっている人ばかりだった。
スピリチュアルを見下している人は、恐らく取捨選択できる人だと思う。
五体満足であったり普通に友達がいたりと、人は自分が既に持っているものに対する価値になかなか気づけない。
既に手に入れているものを持っていない人に対して、哀れんだり、蔑んだりしてしまうのは、残念ながらやってしまいがちな感情の流れだと思う。
母が「宇宙がね〜」と話し始めたら、私は脳内でシャットアウトしている。
今の母ははつらつとして楽しそうだ。
(主に父が)寂しい思いをしてそれぞれの30年を生きるのがいいことなのか。 な訳ないのに、それを選択肢に入れている増田が怖い。 つか、母が逃げたら父の面倒が自分に圧し掛か...